媒酌人ご夫妻がいらっしゃる披露宴を久しぶりに担当した時のこと。
ご媒酌人は入場の先導をしてくださり、プロフィールの紹介もなさり、新郎新婦の今後の人生の道しるべになる大切な存在です。
スタッフはおろおろ。
「仲人がいる時って、どうやったらいいんですか」。
彼はこの仕事をし始めて5~6年だそうですが、その彼が媒酌人を立てる披露宴を知らないことにちょっとびっくり。
私の司会は古くなったのかと少しショボくれてたら当の媒酌人夫妻から握手を求められ、「媒酌人を受けてよかった。あなたのおかげで気持ちよく過ごしました。」とお礼を言われました。
ご媒酌人様は50代。
仲人さんのいる披露宴はよく見たことはあるけど自分が体験するのは初めてとのこと。
私はプロフィールを作らなくて済み、少しラクさせていただきましたし、披露宴にご媒酌人様がいらっしゃると格調も高く、新鮮な感じさえします。
でも『月下氷人』はもう使わないでおこう。