今や披露宴会場のフォトクルーは、男性と女性半々になったように思います。
カシッとした黒服にカメラを数台肩にかけて颯爽と歩く姿はかっこいい。
先輩クルーに指示されながらカメラを覗く視線は真剣です。
「今のポーズをもう一度」と頼まないのはプロ意識からだと聞きました。
クルーの先輩と後輩では同じアルバムを作っても雰囲気が全く違います。
個人のセンスが生かされると「よくこんな場面が撮れたねー」という作品になります。
サンプルアルバムに司会中の私が写っているのを発見しました。
場内では少しの油断もならないということを思い知った写真でした。
ある時、フォトクルーさんがスニーカーを履いていたのに気がつきました。
履きなれていて足元が安心だったのでしょうが少し汚れていました。
スーツはピシッと決まっているし、髪もきちんとアップにしていたし、薄化粧で好感が持てる人だっただけに残念。
花嫁さんのドレスもそのシューズで踏んでいたし、音響から伸びたコードを足で寄せてたり。
また化粧室で個人的なおしゃべりをしていたこともあったりして、外見が素敵だっただけにガッカリしました。
彼女ならではの、アイディアあるポーズがふんだんに取り入れられたアルバムはお客様の一生の記念。
そのギャップは不思議な感じがします。