どのカップルのどんな披露宴も、一つとして同じではなく唯一無二の大切な時間です。
演出が同じであっても味わいが異なり、それぞれの思いは全く違う優しさやあたたかさを持ちます。
こちらのカップルの披露宴も唯一無二の魅力ある時間でした。
新婦のご出身地平内町はおいしいホタテが採れることで有名な町です。
この文字はホタテ貝を重ねています。
新婦のお母様が、娘のウェルカムボードのためにホタテ貝にせっせと金色のスプレーをほどこしました。
トイレにもお二人からの心づくしの小物がありました。
ヘアピンや綿棒らのそばに感謝のメッセージ。
かすみ草がふんだんに使われたメイン装花。ブルーのクロスとの相性もよく。
挙式が済んだお二人は祝電の確認中です。金屏風がお二人をますます引き立てる迎賓の時間。
前半のセレモニーは記者会見風プロフィール紹介・ご祝辞・乾杯・スピーチです。
乾杯のご発声。「今まさに闘病生活を送る患者様ばかりではなく、世界中の病の床にある方の快復のために乾杯!」このメッセージにはぐっときましたねー。
さて、お色直しにお出かけする新婦の手を引くのはお父様。
相合傘です。
こういう「和」たっぷりの演出は古いようでいてなぜか新しい感じがするのはなぜでしょう。
味わいがありました。
場内には『頑固オヤジの目に涙』の演歌が生の歌声で流れています。
この後の新郎のご退場はご両親と手をつないで。
これがまた和やかでいい場面になりました。
さて、このケーキ、凄くない?! お二人の勤務先は青森県立中央病院。
ほら、それがハート型のケーキの上にあるでしょ。
病院のコンセプトは「ハートフルホスピタル」。ってことでコレ。
新郎新婦のステキなアイディアです。
ケーキ後入刀後の余興はどれもこれも盛り上がりました。
そしてラストはディズニーランドの再現です! パレードで300人が大興奮のダンスタイム。
ホテルの職員も衣装を着用し、キャラクターになりきって踊ります。
この時間は新郎新婦が一番楽しみにしていたお客様との交流のサプライズタイム。
計画通り、大成功です!
キャンドルサービスの様子がスクリーンに映し出される中、新婦の弟さんが歌う「永久にともに」。
新婦が溺愛してやまないという弟さんの歌声はやさしく響きます。
涙と笑いの中3時間の披露宴はお開きを迎えました。
プチギフトを手渡しながら送賓なさる新郎新婦も、ゲストもご家族もみんなニコニコ。
両家のご両親様からの「ありがとう」のことばも嬉しく、お二人の満足そうな表情と幸せオーラを浴びて、立ち去りがたい思いがした披露宴でした。
新郎は全国でも数少ない救急看護認定看護師さん。
物に動じず気さくな人柄は、きっと現場でも患者さんの心強い味方でしょう。
入院はしたくないけど、もしそうなったら安心して彼らに身を委ねようと思いました。