新郎は祝電の確認中です。
「あ、あの人からも来てる。こんなにたくさん、順番どうしたらいいんだろ」。
新婦はサンドイッチやお茶を。
「しっかり食べておいてくださいね」と美容師さんもアドバイス。
お引出物のキャリーバックはイスに乗せられる前は一箇所にこんなふうにまとめてあります。
メインテーブルのお花もご入刀用のケーキも準備OK。
二人は大学時代の教育実習先で出会いました。
3週間の実習期間を過ごし、打ち上げをしましたが特別な感情がわくことなく数年が過ぎました。
1月のある日彼女は突然彼の夢を見ます。
なぜ彼が夢に出てきたのか気になって仕方ありません。
年賀状を出して安否を気づかいました。
一方の新郎はとてもビックリ。
だって彼も数日前に彼女の夢を見ていたからです。
なぜ彼女が夢に現れたのか、彼もさっぱりわからなかったそうです。
その後久しぶりに連絡をとって再会することになり、改めてお互いに魅力を発見し合い、結婚ということになりました。
これって『縁』以外に考えられません。
余興の時間、新婦の大学時代のねぶた囃子の仲間が演奏を始めました。
勇壮で体にビンビンと響きます。
「さぁ、新婦もどうぞ」と仲間たちに声をかけられて、 こういうことになりました。
カクテルドレス姿も楚々としてお肌が透き通るようにきれい。
人とのご縁は、自分の力で決めたり選んだように思っても、目に見えない力が働くことはあるのですね。
こんなドラマを持ったご結婚に関わることができたのも「縁」ということでしょう。