昼からの披露宴が3時間かかり、混雑する道を次の会場をめざして移動中。
気持ちは落ち着きません。
携帯が鳴り、「祝電は届いていません。もし届いても読まなくてもいいと新郎新婦がおっしゃっています」という連絡が入りました。
所属会社のスタッフとの連係プレーのおかげで、安心しながら夕方からの披露宴会場に到着。
新郎新婦のご入場は山上進さんの生演奏。
私が到着がぎりぎりなのがわかっているので、入場の打合せは担当さんが音響さんと一緒に済ませてくれ、山上さんが臨機応変にやってくださるのでお任せすることに。
到着次第まずはご祝辞や祝杯の方の確認を優先。
そうこうしているうちに、新郎新婦のご入場の合図が。
CDが山上さんのオリジナル曲を引き立て、お二人が高砂席にお着きになるのに合わせてドンピシャで演奏が結びとなりました。
おぉ、さすがプロ。
その後の三味線の祝奏はもちろん迫力ある響きでしたし、余興もゲストを巻き込み津軽弁で漫才のように掛け合います。
司会の私は安心してお任せ。
初めて山上進さんを知る方もいらっしゃると思い、彼のプロフィールをご紹介したり、演奏された御山参詣の節の由来をお伝えしました。
鼻白をつけて杉の葉を振り『ばだらばだらばだらよ~』と、踊りながら山道を下った自分の体験が司会に生きています。
山上進さんとは、時々婚礼会場でご一緒させていただきますが、打合せがほとんどなくても安心していられる数少ないエンターティナーです。
私も、会っただけでホッとされるような司会者でいたいものです。