数は多くありませんが、急に依頼があるのが御通夜・葬式の司会。
宗派によって作法やことばが違うので、葬儀屋さんとの打合せを密に行います。
ご家族によっては生前の人物紹介などを希望なさいます。
その時は短時間でインタビューしたものをまとめて、自分なりにつくったものでご紹介となります。
マニュアルはあるようなないような…。
一所懸命に話してくださるご家族のそばにいると身内のような親しみを覚え、自然に仏様の人となりが理解できるのが不思議。
お手伝いの方が「司会者さん、おなか空いたら声が出ないからソバでも食べて」と温かいそうめんを作ってくれたことがありました。
その時「葬式に女の司会者さん、珍しいねー」とも言われましたが、そうかなぁ。
帰りにはお菓子や飲み物や花やたくさんの食べ物をおみやげに持たせてくださったり…。
身内の気持ちでいたのは私だけではなく、ご家族の方もご近所の方も同じだったのかもしれないと思いました。
動きはゆっくりと、表情は自然に、仕事に向かう姿勢は真摯に。
-できれば楽しく嬉しい場の司会が多くあって欲しいものですが。