新郎健二さんは関東の出身で現在青森県内の中学の教諭です。
大学卒業間近になってから、親元を離れて冒険したいという気持ちになったことと、実家が本家ということでお盆や正月に里帰りする場所が欲しいという気持ちが一緒になり、本州最北の青森を目指しました。
新婦直子さんは子どもが大好き。
幼稚園の先生です。
アンパンマンに出てくる名犬チーズの鳴きまねがお得意で、時々子ども達に披露しては喜ばれています。
お二人は共通の知り合いのご紹介で出会いました。
この日のお客様の席札は新婦のお父様の手書きです。
また新婦のおば様手づくりの押し花のしおりがお席図にくくりつけてありました。
しおりにはメッセージも書かれてあります。
お客様は入場前にお祝いの一言を書いたカードをボードに張りました。
披露宴は順調に祝辞・乾杯・スピーチと進み、山上進さんのステージや余興もたっぷり楽しんで後半はキャンドルサービスです。
ここでお客様にとってサプライズの場面です。
メインキャンドルに行く前に、新婦のピアノに合わせてお父様が歌を披露します。
お父様は直子さんがいつか結婚する時には歌で祝ってあげたいという気持ちを抱いていたそうです。「もしもピアノが弾けたなら♪」とやさしい歌声が会場に流れます。
そしてその歌の後でお父様から新郎新婦にトーチが手渡され、二人はメインキャンドルへと歩き出しました。
この演出は会場担当者と一緒に考えたものですが、雰囲の良い場面に仕上がりました。
そしていよいよ新婦がご家族へ感謝の手紙を紹介する時間になりました。
直子さんは小さい頃ずいぶん泣き虫さんだったそうですが、この時はしっかりと読み、もう泣き虫の直子さんではありません。
手紙には弟さんたちにも感謝の気持ちが綴られてあり、席で弟さんたちが感涙にむせんでいたのが印象的でした。
披露宴最後の両家代表のご挨拶の時、新婦のお父様は会場担当者への感謝のことばを加えてくださり、また司会にも同じようにねぎらいのことばを掛けてくださいました。
やさしいお心遣いをありがとうございます!
ご両家のお母様に贈られた置時計はきっと幸せの時を確実に刻みつづけることでしょう。