スタッフさんツツッと近づき、耳元で「これから救急車が来ます」。
「急病人が出たみたいです」。
「披露宴はそのままいきます」。
「救急車が去るまでお二人の中座を少し遅らせます」。
場内は余興の余韻でにぎやかに盛り上がっていますが、会場の後ろで心配そうに覗き込んでいるお客様も。
メインテーブル寄りの明るい雰囲気はそのまま変わりがありません。
アナウンスなしでいこうとスタッフさんも判断。
やがてドアが両開きになりストレッチャーが静かに入ってきます。
そちらからの視線をそらすつもりでメインテーブルでの記念写真を呼びかけます。
間もなく「お客様ではなく、うちのスタッフでした」と婚礼担当者から報告があり、披露宴続行。
後で「意識が回復したそうです」と報告もありホッ “^_^”
新郎新婦も気にしてくださいましたがゲストの方々も騒がずに見守り、披露宴の雰囲気を大切にしてくださったことに感謝。
私がもし貧血なんかで司会中に倒れちゃったら…。
体調をベストにしておくことも責任の一つだなって改めて思いました。