市内のホテルに打ち合わせに出かけたらホールに40鉢ほどの盆栽が展示してありました。
中高年の男性の趣味だと思い込んでましたが、プログラムには女性の名前もありますし、何より現物を拝見してイメージが変わりました。
この作品は一番気に入ったものです。
すっかり青森の森の雰囲気です。
自分がその中ブナ林に佇んでいるような気持ちにさせられしばらく見入りました。
びっくりしたのは樹木の中に枯れた(?)白色の木がうねりをもって生えているもの。
梅の香漂う気品ある一品です。
実は盆栽は針金などで枝振りをコントロールする人工的な細工物という先入観がありました。
でも今回の盆栽展で、盆栽は樹木の性質を生かして自然を愛でる崇高な芸術品なのだと思い至りました。
うれしい目の保養でした。