今夜の作品『あの遠い夏の日があった』は青森市男女共同参画プラザ「カダール」が上映会場。
戦時中の様子が映し出され、暴力シーンの多さに、少々辛い時間を過ごすことになりました。
音楽学校の生徒だった彼が特攻隊の一員として出発することになり、最後に望んだのはピアノを弾くこと。
出撃直前で生き残り、上官から異常なまでの虐待を受けて結局自死します。
従来の『男らしさ』にこだわる社会や、男性中心の政治の怖さを思いました。
私が日頃応援している「男女共同参画」では、人権を尊重します。
「男女共同参画社会」は個人が尊重され、だれもが自分らしさを大切にし、みんなが等しく幸福を求めていくことができる社会です。
その社会づくりがどんなに必要か映画を観て痛感したことでした。
暴力場面はほとんど正視できず、音声も耳をふさぎたい思いの2時間でしたが、高田監督からは、かつての特攻隊の生存者からもっと悲惨な事実を知らされ、映画では再現することがはばかれて、かなり表現を抑えたと聞きました。
七夕の短冊に「戦争のない世界に」と書かずにいられませんでした。