戦々恐々の存在

複数の婚礼会場を抱える大手グループの一員■■さんは、かつて支配人だった方。
ご自分が抱えるスタッフにだけではなく、司会者へのチェックもかなり厳しい方でした。
物腰柔らかく、美しい微笑を絶やさず、実に鋭いご意見をおっしゃいます。
一旦職場を去られたのですが、グループの代表から■■さんでなければ、と強く請われて再度現場復帰されました。
その彼女は神出鬼没。
会場にひょいと現れては静かにたたずんで、進行状況をしばらくご覧になります。
その場で直接おっしゃることはあまりなく、後でしっかり会社を通してクレームが届いたことがあります。
お客様は喜んでいらっしゃいましたが彼女のお気に召さないということがあって。
彼女の監視の下で司会をする時のプレッシャーは相当のものがあります。

スタッフも戦々恐々とする存在ですが、自ら雑巾を手にしてロビーの灰皿を代えるしトイレもせっせと磨く方です。
接客も積極的できめ細やか。
常にお客様にとってのベストを考え、企業の発展を考える素敵な女性です。2279355025.jpg別に叱られたわけでもないのに、彼女を発見した途端のびのびとした気持ちが失せてしまいます。
「あなたの司会はうちには合わない」ということばがトラウマになっているからかな。
でも、いつもお客様からの指名ですから胸を張って行くのですが。

あー、胃が痛くなってきた。

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