新婦のカクテルドレス姿の写真がクリスマスグッズとともに飾られているウェルカムコーナー。
場内は黄色に統一されてお客様をお迎えする準備も整いました。
新郎は航空自衛隊隊員。
挙式の時間が近づき、会添えさんから挙式の玉串奉てんの説明を受けているお二人。
新郎は生後4ヶ月でお母様を失い、育てのお母様も今は入院中です。
新婦のお父様は4年前に他界され、その数ヵ月後に花嫁姿を待ちわびていたおばあちゃまが92歳で天寿を全うされました。
そういう訳で両家の席はお父様とお母様がお一人ずつ。
でも、披露宴は自衛隊の皆さんがにぎやかに盛上げてくれました。
紋服・色打掛からタキシード・カクテルドレスにチェンジした後、新婦の甥っ子や姪っ子たちが新郎新婦をエスコートして再入場しました。
新婦の友だちや元の職場の方が二人を囲んで歌ったのは「茜色の約束」「世界中の誰よりきっと」。
新郎の職場の仲間たちはオレンジレンジの「花」。
お二人が退場してからは鳥取出身の新郎側のご家族のために、五所川原出身の新婦のご親族が地元の「立ちねぷた」の歌でおおいに会場をわかせてくれました。
こうして進んだ披露宴はお二人がナイアガラに包まれてステージからの登場でクライマックスを迎えます。
制服にサーベルを下げ、退場の直前にはそのサーベルを用いた敬礼を披露してくれました。
シンプルで美しい動きです。
清楚できらきらしたウェディングドレスでお友だちと記念写真する新婦のそばでは…
さっすがー、新郎は空を飛んでます。
これからも緊張感ある空の任務の日々には新婦の穏やかなほほえみが支えになることでしょう。