二時間前、お支度は順調。
今回は人前挙式です。
誓いのことばの下に署名欄も。
リングピローにはほんとに小さい新婦用の指輪。私だったら小指用。
背が高くてメンズモデルみたいな新郎と小柄な新婦。
初対面の時、彼女は彼とのことばのギャップに「このまま会話が続くんだろうか…」と心配になったそうです。
気取らない津軽弁を駆使する新婦と、きれいな共通語の新郎の会話はなんだか漫才みたい^_^;
一所懸命会話を成立させようとする新郎の姿が初々しい感じでほほえましく。
ご高齢の方々をお世話する施設で働く新婦の仕事仲間がにぎやかに余興。
ダンサーたちはステージからメインテーブルへ元気に走り出しました。
新郎は新婦の姓を名乗るにあたり、この日新婦側のご家族に手紙を書いていらっしゃいました。
新しい家族としてあたたかく迎えてもらったことへの感謝が几帳面な文字でびっしりと書かれてありました。
これから、関東ご出身の新郎のふるさとは津軽になります。
その手紙にうんうんと小さくうなずきながら視線を落として聞き入るご両親。
披露宴のなかで新郎以外はすべて新婦側のゲスト。
彼の決意が感じられると同時に、同じ津軽に住む者としてお二人を心底応援したいと思ったことでした。
高いヒールで新郎とのバランスもよく、細身でかわいらしい新婦はとっても穏やかな表情でキャンドルサービス。
ご家族にあてたお手紙は便箋7枚。
ご兄弟や姪っ子たちにも思いを綴ってあり、聞いたご親族はみんな涙、涙。
大きな声でちゃかして合いの手を入れていたご兄弟。
きっと照れくさかったのでしょうね。
ラストは「田仲さん、バッチリでした!」と親指を立ててくれた新郎でした。