大先輩が司会するお通夜に立会う機会がありました。
和尚様と打ち合わせし、ご遺族からは生前の故人のお人柄をお聞きしておきます。
予定外のことが多いのは婚礼以上ですから会場入りは早ければ早いほど安心。
お聞きしたことを故人の生き様としてプロフィール紹介し、偲んでいただきます。
聞き取りしたその場で、メモっただけでどんな人生を送られた方なのかをありありと表現する先輩の力量に感服。
弔詞の方をご紹介し、弔電奉読、マイク運び、ご焼香のタイミングのご案内などなど。
仏事の場面は久しいことでしたので気持ちを切り替え慎ましく立会いました。
人生の最期をきちんとお見送りする葬儀というセレモニーは、誠実であろう謙虚であろうという気持ちが一層強まります。
かつて父が他界した時のことを思い出し寂しく悲しく思いました。
これは「プロ意識が足りない」ことになるのかもしれませんが、ご遺族のお気持ちに寄り添うことができたということでもありましょう。
学ぶものが多いお通夜の儀でした。