装花のカラーコーディネートは花嫁さんのリクエストに合わせて花屋さんがアレンジしたり、写真カタログで彩りのイメージを決めたり。
今回のあしらいは華やかなのにとても落ち着きます。
黄色をメインとした春の感じが、うるさくなくおだやかな香りを放ちます。
花から披露宴のエネルギーをいただくことができます。
生花の力ってすごいもの。
会場に入ったとたんにそれが感じられるのはなんか不思議。
以前、造花でゴージャスに飾られた婚礼会場におじゃましたことがありました。
すべてほんものだと思わせる見事なつくりでした。
でも水を吸って咲かせる花には、造花にない「意識」があると感じます。
私たちと一緒にそこにいるという親しみを感じます。
良いことばを掛けると応えてくれるような「意識」です。
今にも話し出しそうに顔を向けている花々。
披露宴が済むと、オアシスごときれいなアレンジを楽しむために持ち帰るゲストもいらっしゃいます。
小花を髪や胸ポケットに挿してお帰りになります。
そんな花たちは私たちに何を話そうとしているのでしょうか。
ささやきを聞きたいものです。