県美のドラリーもスタジオからシアターに練習場を移しました。
長谷川組長から激しく檄が飛びます。
「初めからこんな恵まれた環境で出来るものだと思うなよ!」
ハイッ!!
「本来なら自分たちでバラシも全部やるものなんだぞ!」
ハイッ!!
「みなさんはプロでも何でもないんだから、自分から率先して動くこと!」
ハイッ、もちろんです!!
そのほかにも厳しい真実のことばがビンビンとシアターに響きます。
楽屋の一角では私たち演者のために黙々と小道具を作ってくださるスタッフの田邉さん…。
その姿に「よーし、私もしっかりやるゾ」と気合が入ります。
7/11の公演本番で、これが何になるのかをご覧下さい。
私たちは朗読の素人集団ですが、豪華なプロの演出陣に助けられながらお稽古中。
セリフを暗記して登場する場面もありました。
司会とは全く違う緊張感か、生まれて初めて、マイクスタンドの前でいわゆる“頭が真っ白”という体験をしました!
何もことばが浮かびません。
親分から「朗読者、続けてセリフも読んで。ダメだと察してあげてください」と指導。
すごすごと舞台袖に帰る私…。
仲間に「ドンマイドンマイ」と言われ、うなずき、もう一箇所あるセリフで再度舞台へ登場。
これはOK。
でも、あの場面がすっかりトラウマになってしまいました。
本番がこわいよーーーーーーーーー。
私がどんな失敗をするのか、観に、聞きに、冷やかしに、応援に、来てね。
7月11日、応援にいきました。
このような厳しい練習で、すばらしい「夢十夜」が完成したのですね。
両手にゼスチャーも付いたせりふ、実に堂々としたものでした。
私は、一番前の観客席から、大きな拍手を送りました。
聞こえましたか?
おつかれさまでした!(E・A)