ついにやってきた芝居仕立ての朗読会本番。
作品は夏目漱石の「夢十夜」。
舞台袖で、普段あまり着ない和服の着付けに四苦八苦しながらも、気持ちが高揚します。
この日は美容師さんが着付けはもちろんのこと、ヘアメイクもしてくれました。
小物も揃いました。
ステージは黒が基調。
光と音が私たちの朗読に加わり、十の物語がつながります。
本番前の少し緊張感ある私たち。
めったにない機会なので記念写真を撮りました。
縞の柄とオレンジ色の帯がわたし。
友人からの借り物の着物ですが、とてもしっとりと体になじんで着易いこと着易いこと。
扱いがめんどうだと思っていた着物ですが、時々は着てもいいなと思えるようになりました。
私の古風な色柄の着物を、美容師さんは「今はなかなかこんないい素材の着物はありませんよ、古い時代のものをよく見つけましたね」と言ってました。
中央は同じ勤務先(青森市男女共同参画プラザ)の仕事仲間の若ちゃん。
ピンクの着物を毎回一人でちゃんと着付けて来ます。
写真撮るなら今のうちだーとはしゃいで舞台に集まりました。
それにしても男不足のドラマリーディングクラブ員。
こんな私たちと一緒に朗読を楽しもうという男がいないなんて不思議なくらいです。
なかなか入ってこないセリフに苦しみましたが、それ以上に楽しみましたし、一所懸命やりました。
とても満足です。
まさか田仲さんがトリをとるなんて知らずに、それまでの台詞などの出番を楽しんでいました。
最後に美しく登場し、池に杓子を落とす場面に見とれました。
朗読が始まってからは、死んでいく女性が大輪の百合となって墓から出てくる情景が浮かび上がり、本当にぞくぞくしました。
一つ残った灯火をフッと吹き消す場面なども映画を観ているようで感激しました。
外でお見かけした時にはいつもの田仲さんでしたが、舞台栄えして、まるで女優のようでした。
凄かったです!!!
やはりプロは違うなぁと思いました。
とてもとても素敵でした!
わぁ、こんなにほめられてどうしよう。
ご来場ありがとうございました。
評価がとても気になっていましたが、このようなレスをいただくと舞い上がってしまいそうです。
でも、うぬぼれないように気をつけます。
私自身あまり本番では緊張しないで余裕があったことも事実。
楽しむことができ、それを喜んでいただけたことは幸せです。
ほんとうにありがとうございました。
8月は入場無料で、童話「あらしのよるに」を公演します。
3回にわたり公演日がありますので、ご来場くださいませ。
その時はお声をかけてくださいね。
「ブログに書き込んだのは私です」と。