自殺防止のキャンペーンの一環で、シンポジウムとともに朗読劇「走れメロス」が開催されました。
自殺の対極にあるのが幸せってことになるようで、お金と健康と人間関係(コミュニケーション)という三つがうまくつながりあうことが幸せ感をもたらすのだそうです。
納得。
いのちにかかわる緊急事態の時は逃げてもいいんだ、責任放棄してもいいんだ、落ち着いてから責任を果たす方法を考えてもいいんだという発想に触れて、聞いていて楽になりました。
シンポジウムの後の朗読劇には群集の一員として参加したわたし。
「メロスは激怒した!」
一斉にパーンと声を出します。
メロスをはじめとした主役クラスはプロの役者さんたち。
彼らにぐいぐいリードされる感じがあり、それはとても心地よいものです。
でも朗読するにあたり、「目的意識」を自分に確認。
・いったいこの舞台朗読をどこに届かせるのか
・何を届けるのか
・そばに死に行く人がいる時の思い
・心を動かす、行動を起こす
うまく読む必要は全くなくて、テクニックではない真剣な思いが長谷川監督から求められました。
09年の青森県の自殺者は500人を超えるそうです。
平均したら、毎日県内のどこかで自殺が行われていることになります。
青森は幸せな生き方ができる県と言えるでしょうか。
「走れメロス」は“ いのち”とリンクする作品です。
メロス会のみなさんにもお世話になりました。
おいしい漬物ありがとう。