この日は雨あがり。
せっかく海の見える芝生の庭で写真をとろうと思ったのに足元がぬかるんでいて残念。
新郎新婦の前撮りの写真が受付に飾られてありました。
ロビーで挙式の準備が始まっている頃、会場にはお料理や引き出物が並べられます。
ステージに高砂席。
かなり高いです。
「いよいよだな」
お父様の静かな思い。
階段を、花嫁をエスコートしながらロビーの挙式エリアまで降ります。
ゲストがやさしいまなざしを向ける中、緊張の挙式風景。
和装へチェンジされて披露宴が始まりました。
ご家族からのリクエストは、
「とにかくにぎやかに盛り上げて、お客様にたいくつさせないで」。
「席順も我が家流だから、失礼があることを何度か言って欲しい」とも。
この【我が家流】が徹底していました。
議員さんや企業の社長さんというポジションの方も通常とはかなり違う席に。
どこまでも心情に正直にという【我が家流】です。
型にはまらず心からのことばが語られる3名の祝辞からスタートし、鏡開きへと進みました。
地酒で乾杯のご発声で「祝音(いわいね)」ということばがありました。
互いに杯を当ててカチーンという音をたてることをこう呼ぶのです。
宴中、新郎も自由に席から席へとご挨拶に歩きます。
さっそく次々と入るカラオケ。
歌の番号を探したり順番を決めたりしつつ、次のセレモニーの確認作業と同時進行で司会席は大忙し(汗)。
この日のサプライズはご両家の両親によるケーキ入刀とサンクスバイト。
新婦のご両親はスムーズに進めてくださる一方で、新郎のご両親はお父様があーだこーだとお母様にリクエストが多く、タイミングが合わないという笑いのとれるセレモニーになりました。
新郎のお父様と末娘さんとの元気一杯のカラオケも飛び出して、余興は最高潮。
実にノリのいい父娘でした。
新郎新婦も高砂で手を振ったり拍手したり。
後半のセレモニーはアクアキャンドルサービスです。
3時間超えの披露宴になりました。
お客様の生の声は司会席の近くから聞こえます。
「なんぼおもしぇ結婚式だべ」
「んだんだ、ムコさんのお父さんの歌っこもいがったのー」
「来年赤んぼ生まれるって言ってたばて、ヨメさん、なんもお腹目立たないのー」
「次々と歌っこ出はって飽きねがったっきゃー」
「料理の鮑もやわくてめがったし、オラだっきゃ刺身っこ腹いっぱい食べたよ」
「さすがに海どころだ」
「会費15000だべ、ずんぶ安いでばし」
両家代表のご挨拶は新郎のお父様。
多少酔っていらっしゃいますが、しっかり感謝の気持ちを伝えられ大きな拍手に包まれてお開きになりました。
私へのお引き出物のバックにはお赤飯とケーキと金山焼の一輪挿し。
そしてネームプレート。
これは旅行カバンにつけて歩くことにします。
motokiさんの「今日が最高ではなくて、これからもっと楽しいことや幸せなことがありますから」ということばからは、将来をしっかり見据えている気持ちが伝わりました。
kaoriさんの健康的な笑顔があたりに幸せを振りまいていたようなひと時でした。
二人を見守る私は、自分の家族の披露宴のつもりで幸せ感いっぱいに司会ができました。
結婚式っていいものですね。
たくさんの方々と一緒にこれからもこの感じを味わって行きたいものです。
motokiさん、kaoriさん、ご結婚おめでとう!!
バンザーイ\(^o^)/