世界初演作品への参加

中国の方で、世界的な指揮者のお一人。
梁 志鏘先生。
その方の作品だけを使った公演が青森県立美術館でありました。
キッチンダンスあり混声合唱あり、ティンパニーなどの迫力の演奏もあれば日本舞踊もある盛りだくさんの演奏会です。

美術館のドラマリーディング員と一流の演奏家の方々との共演は私の人生の、最初で最後の機会だったのかもしれません。

しかも指揮者の梁先生がものすごい方だと知ったのは申し訳ないことに本番終了後。
プロフィールの入ったプログラムを拝見してその肩書きや経歴にびっくり。

きちんとした態度と優しくて自然なふるまい。
出番直前に通訳さんを通して「あなたたちと一緒に出演できることは光栄です。あなたたちは一番です」と親指を立てて励ましを与えてくださいました。
感動の興奮を覚えつつ ステージへ。

その彼と私たちドラマリーディングクラブ員とはアイコンタクトが頼り。

なにせ全くことばがわかりません。
謝謝(シェシェ)は北京語で、彼らは香港から来ているので広東語で違うんですよと通訳の方からお聞きしました。
そのような状態でしたが、リーディングクラブ員を覚えてくれ、楽譜に書き込んで出番のタイミングになるとチラリとそれぞれに合図をくれるのです。

私たちの後ろで二胡や琵琶や竪琴が奏でられ、その気持ちよさに聞き入りながらアレコの朗読も気持ちが入ります。

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今夜はその演奏家の方々とのレセプションに参加させていただきました。

このような一流人との交流のチャンスをくださった長谷川孝治監督に感謝のあまり「愛してます」と言ってしまった私でありました。
多少酔っていたとはいえ、大変失礼しましたっ!
(酔いがさめてから反省しきりの田仲であります)

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