このトーストはパンには関係ありませぬ。
司会者のことをこう呼ぶと聞いたのはわりと最近でした。
私は乾杯の音頭をとる人をそう呼ぶと思っていたのでへぇぇ~って感じでしたけど。
講座で婚礼司会のハウツウを一般の方に指導することになったというそのトーストマスターの後輩からSOS。
彼女はとても気持ちが優しく、声の表情にそれが出る人。
でも本人は自信なさそうに見えているのではないか とか、多少緊張するので早口になっているようで…と言い「どうしたら人をひきつける話し方ができますか」という質問。
かつて話を聞いて引きつけられたことを思い出してみたらヒントはそこにあるんじゃない? とこちらから聞いてみました。
つまり人の話の どこに、なぜ ひきつけられたのかということです。
「話がわかりやすくておもしろいと思った」と彼女は答えました。
じゃあ、自分がわかりやすくおもしろい話をしたら、人はあなたのその話にひきつけられることになるでしょ。
「あー、なるほど」と聞いてくれましたが、話術はお客様の反応に鍛えられて身体でわかっていきますもん。
事例には誰でも知っている有名人を登場させたり、参加者の年代に合わせた話題やタイムリーな内容でほかと比較してみたり、クイズ出したり、音楽やパワポなんかを使ってビジュアルを刺激したり。
惹きつける展開のアイディアとかけっこうあるんだよね~。
この得意分野のスキル、活用してもっと収入につながるといいんだけど。
トーストマスターは乾杯者ですよね。
これを名乗る司会者がいてもいいのかな。
おめでたい席でお話のリードをするという意味で。
でも田仲さんには似合わないかもな。