ここが波の到達点という表示がある建物。
バスの窓から見えたのは海面を覆うカキの養殖棚。
見事にぎっしりと浮かんでます。
この海面が震災のあとは何もなくなり、地域の人はあまりの違和感に、声もなく海を見つめたそうです。
自宅もお父様も津波で亡くしたという体験やその日のことを話してくださったキクちゃん。
地元で働く保育士さんです。
自分の体験もちゃんと話すし、現実を知って欲しいし何度も被災地に来て欲しいと熱い思いを込めて町内の一部を案内してくれました。
この橋は防波堤工事が進むのでやがて壊されるそうです。
5年近く経ってようやく訪れた現地は、百聞は一見に如かずでした。