お祝いのことばは両家ともお兄様が登場なさいました。
弟と妹に贈られるスピーチでは、小さい頃の失敗談や家族とのエピソードがたくさん紹介されました。
また、ごあいさつの中で吉川英治の句が引用されました。
「菊づくり 菊見る時は陰の人」「菊根分け あとは自分の土で咲け」。
結婚披露宴にふさわしいなぁと感心。
メインテーブルに近い新婦の恩師のお席があいています。
やむなく欠席された先生ご自身もどんなに残念でいらっしゃることでしょう。
気持ちを奮い立たせようとする新婦の心情が愛しく、私もこのパーティを笑顔で一杯にしたいという気持ちが一層強くなりました。
今回ゲストが芸達者です。
ブーケプレゼンターのお子さんたちも、どこかのプロダクションに所属しているのではないかと思うくらい。
新郎新婦の両側に立ち、指でパチンパチンとカウントしたらダンスしながら歌い出しました。
新郎新婦の名前を入れ込んだあるCMソングで、ラストはピタリと決めポーズ。
わっ、すごい。
「この子達は慣れてますから」とおっしゃるママも嬉しそう。
ドレスからご自分の振袖姿になった新婦が会場のリクエストに応えてオペラを披露。
「このところ練習していませんし、今日は感動して泣いちゃいましたから、完全ではありませんが…」とステージにすっと立たれました。
静かに息を吸って歌いだしたその声量はビンビンと会場に響き、大喝采。
本物ってこういうことなんだ! と感動。
この後ゲストからのリクエストで新郎から新婦へ歌のプレゼントが行われました。
友人たちに冷やかされながら、こちらは何とかようやく歌い切ったという感じでしたが。
新郎のお父様も歌います。
吉幾三の「酒よ」。
ゲストと掛け合いのMCもおもしろおかしく、宴席が盛り上がりました。
パーティの後半は、フラワーガールに導かれながら入場したお二人のキャンドルサービス。
長身の新郎は車好きのエンジニアさん。
新婦は歌手活動をなさっています。
お開きが近づき、新郎が日常のことばそのままにご両親に感謝のことばを述べました。
花婿からメッセージがあると思わなかったご家族は嬉しいサプライズにうんうんと小さくうなずきながら微笑みました。
1000組のカップルに1000通りの披露宴があり、今回も幸せな時間をご一緒させていただいたという感謝の気持ちで一杯です。
SATOSHIさん、SATOKOさん ご結婚誠におめでとうございます笶、