この連休の一番の楽しみは演劇「津軽」を見に行くこと。
太宰治の幼少時代の子守は越野タケさん。
そのタケさん役は私の昔話語りびとの師、対馬てみさん。
彼女の応援のため、また偶然このブログで知り合った役者さんからもお誘いいただき、彼の差し入れリクエストのドリンク剤を30本持って家族と出かけました。
公演は夜。
霧雨の中で足元から冷えが上ってきます。
しっかり冬のかっこうで、さらにブランケットとポケットカイロの配布で装備は万端整いました。
金木会場とも東京会場とも違う新生「津軽」。
笑う場面ありましたがやはり泣いてしまいました。
来た来た、あの場面だ、と思ったとたんに鼻の奥がジーンと痛くなって涙がぶわっ。
ラスト、舞台奥で静かに開かれる小説『津軽』の中に向かって歩いていく太宰治と津島修治。
長谷川監督の演出にこてんぱんにやられました。
途中のお弁当は私好みの味だし、けの汁は熱々だし、わたしご機嫌。
終演後、見送りでずらり並ぶ役者さんたちを遠目からまぶしくながめながら、足早に駐車場へ。
なんだかわたしなんかが声を掛けてはいけないような気がして。
ご来場&差し入れありがとうございました!
やっぱりみんな喜んでくれてましたよ。
私にとって、新生した私を一番見てほしかったのは
なんと言っても田仲さんでした。
欲しいものが手に入れられたとのことで
ほんとうにおめでとうございます!