照明が絞られます。
お客様はドレスチェンジした新婦と新郎の入場を待ちます。
さて、ドアが開かれいよいよお二人がご入場! と思いきや、ドレス姿の新婦が一人でご入場。
彼女は数歩場内に進み、立ち止まります。
「さて、花嫁さんのエスコートをどなたかにお願いしたいのですが…」という司会の振りで「おとうさーーーん!!」と呼ぶ新婦。
まるで小さい頃にお父様を呼んだ少女時代がよみがえるようです。
お父様にはサプライズ。
暗い中、別の入り口からメインテーブル前に案内されていた新郎が新妻と義父を迎えて握手。
驚きと嬉しさが混じったお父様の表情に、してやったりの花嫁さん。
その時は司会の私も同じく、してやったりのドヤ顔で司会席にいます。