一人のための

披露宴にお招きできなかった方のためにどうしたらいいか考えたカップルのお話です。

新郎にとっては実の父親のように尊敬できる存在で、恩人だとまで思っているのに、なぜか結婚の時に招待者リストから名前がもれていたそうです。
その恩人の方からはお祝いの金品が心あるメッセージとともに届いていました。
それなのになぜ名簿にお名前がなかったんだろうと二人はお招きできなかったことを披露宴後にとても悔やみました。
もう1回披露宴をやり直したいくらいだと悩んで私にもメールを下さいました。
そしてあることを実行なさいました。

後日その方のお宅に正装してハネムーンのおみやげを届けに行き、おみやげ話も一段落した頃、おもむろに新婦は当日の花嫁さんのようにベールをつけました。
ブーケも持ちました。
二人が立ち上がり新郎が手紙を取り出しました。

どんなにその方に感謝しているか、これからも人生の師としてともに歩んでいただきたいと願う内容を読みました。
「おっちゃん、今日はどうしてもおっちゃんのためだけに結婚披露宴したくてさ」と差し出した手を“おっちゃん”は握り返してくれたそうです。
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「おっちゃん、泣いてました」。
新郎からこのご報告を聞いて、彼らの行動に感激。
それを司会の私に報告してくれたことに感謝しました。
私は一緒に考えただけなのに… ありがとう。

一人のための」への2件のフィードバック

  1. おはようございます。秋田県のはなぽんです。twitter にいらっしゃっるんじゃないかと探してみたらこちらのブログにたどりつきました。ホスピタリティーに溢れているお仕事ぶり、というか生き方に感服です。これからもよろしくお願いいたします。

  2. はなぽんさん、私のブログへようこそ。
    司会の情報がメインですが、時々デートDVとか朗読のことや趣味のことも気がむいた時にアップしています。

    最近司会の会場でとてもいい男に会いました。
    名刺をもらいましたが、ホンモノの方が何倍もキレイなんです。
    身のこなしが美しすぎてうっとり。
    手踊りのチャンピオンなんですけどね。

    目の保養でした。
    思い出してもヨダレが…。

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