100円の入校料を払い、孫内あつし氏のクレヨン画を目的に訪れました。
廊下には額に納まった作品が。
パノラマ絵画は教室の黒板に残されています。
「写真? ああ、いいですよ」と応じてくださったのがご本人。
夜空の色が左にある月の周囲と右では違うこと、リヤカーを引く母に娘がおねだりしていること、荷台の弟は姉の交渉が成立したら自分もねだろうと考えていることを解説。
夜空はクレヨンの固さによって塗り重ね方を工夫していることを実演してくださる気さくな方です。
こんな風景あるある。
胸が痛くなったのは、赤ん坊を背負い、ドロップや駄菓子を前にうつむく母親が若い警察官に取調べを受けている絵。
見てたら「それ、せつないよね。窓の外からのぞいて見ている人の中に私もいるんだよ」と教えてくれました。
線路に耳をつけている少年の後姿にふふっ。
少女時代わたしもやったわ、コレ。
タバコの煙がきつい職員室兼食堂がただ一つ残念。
あとは満足の入校体験なり。