披露宴中、ニューフェイスSさんは司会デビューを2週間後に控えて神妙に見学です。
Sさんの印象は自信なさげな雰囲気。
スリムなシルエットがステキな方ですがデビューが近い割には気合が感じられません。
こんなキャラが最近の司会者の傾向なのかな。
視線は落ち着かず澱んだオーラ。
「おいおい、キミ大丈夫かい」と一気に不安。
インフォメーションの仕事や学生時代の放送部でマイクを使う快感を知り司会業を目指し始めたとのこと。
私の一言一句を細かな字で書きとめています。
新人の時は私もこんなふうに社長のことばをメモっていたことを懐かしく思い出しました。
合間をみて質問は? とお聞きしました。
内容よりことばが気になる様子。
宴の最中に司会者が何をしていたか、自分だったらどうするかという点はチェックできてたのかな。
なぜこの言葉を使うのかなどには理由も述べながら、ちょいとまた不安。
Sさんは『司会に余裕がある』『自分も楽しんでいる』と見学の感想を言ってくれました。
そんな彼女にお局様全開です。
「何だか自信なさそうな印象がある」
「プロとして見られ評価されるのだから意識して」
「華やかなポジションだと勘違いしないで」
「いくらすまして取り繕っても人柄は司会に現れるから、マイク握ったらいつも誠実で謙虚で」(これは自戒のことば)
「打合せが成功の9割。当日は臨機応変で臨む」
まだまだたくさん言ったかもしれません。
会社の看板を背負う仲間になりそうですが、今日のお局語録をどれだけ聞いてくれたでしょう。
私、これでまたお局力がついたかも。きゃーー、自分がこわいっ。