哲也さんとゆかりさん

07-10-06_16-23.jpg大きなイラストは新婦のお兄様の作品です。
お兄様は漫画家を目指したことがあり、現在は東京の出版会社の編集長さん。
二人の特徴をしっかりとらえていてそっくりです。07-10-06_16-21.jpg
07-10-06_17-31.jpg哲也さんは建設会社の課長として現場監督をしています。
ゆかりさんはそんな彼のために日々愛妻弁当作りに励んでいます。

ゲストのお席札は、名前を刻んだグラスキャンドル。
皆さんがキャンドルをのぞきこんでご自分の名前を確認しながら着席です。
注目度100%のキャンドルでした。
チロチロと明りがともされ、照明をしぼった場内が別世界のよう。

人前挙式は指輪の交換とオリジナルの『誓いのことは゛』だったので笑いが起きてリラックスムード。

お二人のプロフィールは友人作のDVDでご紹介。
友だちとの写真がふんだんに使われています。

ご祝辞をいただいて乾杯をして、新婦はお友だちとサプライズ退場。
その後新郎はお母様をエスコートしてのご退場です。
お母様は昨年の夏に伴侶を亡くされました。
テーブルには遺影が飾ってあります。
野球のコーチをしていたお父様のもとで、数々の大会で好成績をおさめた野球少年の新郎でした。
思いがけない演出に少々とまどいながらも新郎と嬉しそうに腕を組むお母様でした。
07-10-06_18-56.jpgお色直しがすむと新婦はお父様にエスコートしていただきながら入場し、新郎とお父様ががっちり握手です。
新婦のお父様がハンカチを目にあてて感慨深そうに愛娘を見つめる姿が何度も見られました。

披露宴はケーキカット・ファーストバイト・子どもからの花束贈呈へ進みます。
新郎の友人の子ども達が場内を走り回って、そのにぎやかなこと。
小学生の2人が花を持ち、計6人のオチビさんが手をつないで高砂まで歩き花束贈呈です。

続いてスピーチ。
新郎の友人は同時にスクリーンに写真を映し出してくれたのですが、これがとてもアブナイ写真でした。
よくふざけてヌードになる新郎たちだそうで、場内大爆笑。
そして余興。
07-10-06_19-33.jpg新郎の後輩達がピアニカやリコーダーを真剣な顔でぷーぷー吹き、純真な小学生のようでした。題して『踊る大奏査線』。

ブーケプルズも行いました。
実はブーケは3つを1つの花のようにしたもの。
10人のレディと記念写真を撮ってひと時にぎやかに過ごしご退場です。
07-10-06_20-48.jpgお友だちの作ってくれたブーケを手にして心底披露宴を楽しんでくれているようなゆかりさんは妊娠七ヶ月。
でもちっともおなかが気にならないドレス姿でした。
来年の1月にはパパとママになる二人。

お父様を亡くして間もない新郎にとって新しい命を授かったことは感無量の思いがあることでしょう。
たくさんのお友だちに支えられて今日を迎えた哲也さんとゆかりさんは出席してくれた仲間に精一杯の感謝の気持ちを伝えられる披露宴にしたいと望んでいました。
両家代表の挨拶をする新郎に飛ぶ容赦ないヤジは、やはりお友だちならではのものでした。
「本当であれは゛オヤジがこの場にいるはずだった」と哲也さんのことばが涙でつまります。
遺影を愛しそうに抱くお母様に新郎はやさしいまなざしを向けていました。
親が子を思い、子が親を慕う情愛を感じた 心あたたかい披露宴でした。

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