に組 最高

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青森ねぶた囃子保存会「に組」は私の所属するところです。
笛部会の先輩同士が結婚しました。
「司会は当然仲間の田仲に決まってんだろうが」と組から指名いただいた訳です。

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受付も「に組」のメンバーが囃子の衣装で担当し、披露宴会場の半分が「に組」の正装白半てん。
これはなかなか圧巻です。

お迎えはウェディングドレスとタキシード。
08-06-28_17-45.jpg幸田来未に似た雰囲気の新婦。

前半はオリジナルデザインのケーキに入刀。08-06-28_17-301.jpgスクエアのケーキに柱が立ち円形のケーキが乗ってさらに飴細工で炎が表現されているもの。
この炎部分はライトアップすることで引き立ちます。
新婦の友人からのプレゼントでした。
「とにかく派手にゴージャスに頼むわ」と、それだけのリクエストで菓子店ジークフリートに依頼したそうです。

スピーチもあり、余興にはエドはるみ風のダンスも登場。
私もギャハハ。
大きな親指をぐう~と差し出すポーズは真似したり。

08-06-28_19-16.jpg新婦は大好きなお父様と並び、友人たちが歌う「ハッピーサマーウェディング」を楽しみます。

会長が「おい田仲、オレはカラオケは今日は特別に歌うんだから、まず先に組頭に歌っていただくように頼んで来い」と言いました。
組でぺーぺーの田仲は、「へいっ」って感じで組頭にカラオケを頼みに走り、組頭の「田仲さんよ、会長がまずは歌わないとオレは歌わんよ」の返事で「がってんしやした」と会長のもとへ…。
ところが会長は「そんなのはダメダメ、組頭が先」ってんでまたそちらの席に…。
組頭の「今日は歌わないことにしたから会長に任せるわ」の伝言を持ってまたまた会長の所へ…。
わたし伝書鳩?

「に組」は入会の年功序列がはっきりしています。
そして例え相手が小学生であろうとも、入会が先だと先輩となり、きちんと挨拶するのが常。
会長や組頭と直々に口をきけるのは名誉なことなんだゾと入会当初は教えられたりして。
「に組」のこんなところも私にとってはおもしろいんだよなー。

さて、後半はすっかりねぶた囃子一色。
まるで祭の本番がそこにあるような迫力。
08-06-28_20-24.jpgドドンと体に響く集合太鼓からお囃子が始まりました。
MCは新郎です。
側らの新婦もニコニコ聴き入ります。
08-06-28_20-27.jpg私も司会席で鉦を持ち、いつでもお囃子が始められるよう、わくわくしながら臨戦態勢。
08-06-28_20-33.jpg「に組」の正装の新郎新婦を囲んだ仲間が、耳をつんざくような迫力で囃子を奏ではじめ、披露宴は最高潮。

新郎のお母様ははだしで跳人になり、新婦の家族も「らっせらーらっせらー」と大声を張り上げ、もちろん私も「に組」一会員として燃えました!
やがてお開きの時間になり、副会長が三本締めでピシッと決めてくれ、もちろん退場曲もねぶた囃子。
ロビーには新婦の友人たちがつくった祝福のコラージュが飾られ、サマーウェディングは最高の「に組」色でお開きとなりました。08-06-28_21-10.jpg

さぁ、今年も「に組」のお囃子で祭を楽しむゾ。
見かけたら声援よろしくです。

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