畳のお部屋にテーブルと椅子。
お部屋の一角には披露宴で使われる花束なども登場順に準備されています。
場内のあしらいも整いました。前菜のセッティングもできました。
明日香さんのお支度部屋におじゃましました。
「(花嫁さんが)こんなに歯を見せて笑ってもいいのかしら」とにこにこ。
美容師さんは「私、個人的に角隠しって好きなんですよ、呼び方はともかく」。
迎賓は綿帽子。
宴のはじめに新郎がショートスピーチです。
気になった新郎新婦のご入場の足元ですが、お履物のままでした。
「実は海老蔵さんたちの披露宴に影響されて…」と鏡開きを取り入れられ、三度のよいしょの掛け声で祝槌を当てられました。
洋装でもお履物そのままで畳のお部屋にご入場。
おいっ子さんや姪っ子さんから花束贈呈のあと、出席者全員から一言ずつことばをいただくことになりました。
それぞれの「おめでとう」の途中で新婦の亡きお父様のことが話題になりました。
このあたりからゲストのみなさまの思いは新婦のお父様のことで一杯に…。
新婦のおばあちゃまが、「息子亡き後、一人でりっぱに子育てしてくれてありがとう。本当にありがとう」と新婦のお母様に深々とおじぎされ、涙、涙。
私も早くに父を亡くし母が頑張って育ててくれましたから、気持ちが痛いほどわかってジーン。
でも進行しなくては。
さぁ、余興です。
「○○ちゃん、がんばれっ!」
「いいぞいいぞ」と声援が飛びます。
お部屋の一角では、いとこたちやおじさんたちの一気飲みが始まっちゃいました。
「もう無理、もうだめ」「いやいやまだイケル」といいながら6~7杯もいっちゃったようです。
新婦のお気に入りの曲「シャララ 希望の歌」で入場され、後半はケーキをテーブルサーヴ。
テーブル毎にお写真も撮りながら。
和室だから、というこだわりがない自然な披露宴になりました。
足の裏に畳のソフトな感触を味わいながら、お二人の幸せを祈りました。
畳の優しさを実感できた結婚披露宴でもありました。
思いやりを大切にお互いを尊重し合うことを約束しあったお二人です。
そんなお二人を拝見しながら、結婚ってホントにいいなぁと思いました。